昨今のファストフード業界における低価格戦略、また外食産業においてもその影響による低価格化傾向が一段と加速する中、宅配のピザ業界もその大きな波を受け、経営環境は厳しいものとなってきている。
また、宅配という消費者に付加価値を訴求できる武器に対しても、ファミリーレストラン業界の参入がみられ、その需要を獲得しようという戦略がみられる。
このような厳しい現状の中、オリジナリティーの高いメニュー開発を行い、同業他社との差別化で、危機を乗り越えようとしているのだが、上記のような他の業界からの圧力と消費者の低価格志向により、なかなかその存在価値を訴求できないでいるのが現状ではないでしょうか。
経営資源の有効
このような背景を考えながら、今後の宅配ピザ業界を考えて見ましょう・・・
まず、この業界の最大の武器は、どの店舗でもデリバリー機能(宅配用バイク)を持っているところです。しかも、冷めずに温かいままの宅配が可能です。この経営資源をいかに有効に、市場のニーズに一致した形で利用できるか??これが最大のポイントです。
また、外食産業には必ずアイドルタイム(暇な時間)が存在します。宅配ピザ業界の場合、注文が殺到する時間帯は昼時と夕方〜夜にかけてでしょう。それ以外の時間帯は最大の武器(デリバリー機能)が遊んでしまっている状態にあるといっても過言ではないでしょう。そして、もう1つ・・・ピザを焼くオーブンもアイドルタイムには、遊んでしまいます・・・・
アイドルタイムと遊んでしまう経営資源・・・・・これを組み合わせることで新たなビジネスチャンスが生まれます。
●ビジネスホテルと提携し、朝食用のパンを焼き立てでデリバリーする。現在、 冷凍生地技術が発達しているので、店舗のオーブンで焼くだけで焼きたてパンを提供することが出来る。サービス競争の激しいビジネスホテル業界にとって焼きたてパンの朝食サービスは、大きな付加価値と成り得る。
●洋菓子店と提携・・・焼き立てということが付加価値となる商品(アップルパイ等)を提供する。ターゲットは3時のブレイクタイムのオフィスもしくは、主婦層・・・焼きたての洋菓子を必ず提供できる店舗は非常に少ない。まして、宅配をする洋菓子店は見当たらない。提携する洋菓子店に冷凍で商品を提供してもらい店舗のオーブンで焼成後宅配する。
これは、焼きたての洋菓子市場の開拓という新たなビジネスモデルと成り得る。
上記のように、アイドルタイムに経営資源を有効活用することにより、お金を掛けずに人件費も掛けずに新たなビジネスを見つけ出すことは可能です。そして、それが今までにない市場を形成することになったら・・・・そんな素晴らしいことはありません。
新たな市場を・・・・
新たなビジナスチャンスを・・・
模索中の営業マンの皆さん・・・
アイドルタイムを利用し、お金を掛けず、人も雇わず、取引先の経営資源を生かしながら新たなビジネスを提案してみましょう。
先を見据えている経営者なら、必ず反応があります。
あなたはどのストーリーで仕掛けますか?
どんな営業で仕留めますか・・・・



